2013年お正月

皆様、遅ればせながら2013年明けましておめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

2011.3月に結婚して、昨年は初めてのお正月を迎え、やっと1年たったという3月に事故をして夫が入院、半年ほど苦しい時を過ごしましたが夫もおかげさまで元気になり、仕事・自転車ともに復活。いろいろありましたが、なんとか落ち着いて、幸せな2013年のお正月を迎えることができました。本当にありがたいことです。

それで今年のお正月は、ちょっとした旅行でも行こうということになりました。

二人とも、人込みが苦手なので、静かに楽しく過ごせるプランを考えました。夫は仕事が忙しかったので、私が勝手に(笑)。

元旦ではないけれど、「日の出が見たいなぁ」というのが私のコンセプト。でも、寒いのはイヤ(苦笑)。ついでに温泉と美味しいお料理がいただける旅館がいいかな。

ということで熱海に決定。

日本海の夕日もステキですが、太平洋の朝日もとても素敵でした。

 

水平線に初島と大島が見えます。

 

 

 

 

しかもこれが、お布団の中から見えるという贅沢(^^)

 

朝食には、味噌の朝風呂に入った伊勢海老ちゃん

 

 

いい御出しが出ていました。

 

 

 

昨夜のこの方かしら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

夕食、

 

 

 

 

 

朝食。

 

 

 

熱海の温泉は透明でちょっとしょっぱい、ナトリウム系のなめらかなお湯でした。

 

それから、海の見える素敵な美術館に行き、ゆったりとした良い時間を過ごしました。

 

 

 

 

 

 

ここまでは私のプラン。さてこのあと東京発22時のサンライズ出雲(寝台特急)までどうしますか?ということで、二人で考えたのが、お正月だし、ベタだけど浅草というのは?ということになりました。浅草ならスカイツリーも見えそうだし♪

山の手線・銀座線を乗り継いで浅草寺前まで来たときにはすでに夕方5時前。にもかかわらず、何だかすごい人込み。5時まで歩行者天国になっているみたいで、警備のひとたちが「もうすぐ終わりますので歩行者は歩道にあがってください」と拡声器で呼びかけていました。

ここにいても人が多いので、ちょっとだけ中(浅草寺)に入る?もうこんな時間だし、ちょっとだけ入って出よう。と軽い気持ちで雷門をくぐってしまった私たち。

あぁぁぁ・・・すごい人!!

参道を埋め尽くす人の流れにのみ込まれてからしばらく、そろそろ脇道は無いかとキョロキョロしていると、「逆走はできませ~ん!前に進んでくださ~い」という拡声器の声。見ると脇道もふさがれ、参道を横断しようとする人たちを停めているのが見えます。

その時点で私たちの行く先が決定してしまいました。何時になろうとも一番奥までいかなくてはなりません。

途中でスカイツリーも見えました(^^)☆

 

 

人込みより頭ひとつ高い夫から教えてもらい、手をのばしてシャッターを切り、画像を見てやっと周りの状況を確認する私(笑)。

 

 

 

 

 

参道を1時間ほど流され、日もとっぷりと暮れてしまいました・・・がようやくここまで辿り着きました。

 

 

すごい人込みに高揚して、何をお願いしたかよく覚えていませんが、今年も1年良い年でありますように・・・。

 

夜で周りが暗く、異様に大きいスカイツリーは、浅草寺からすぐ近くに見えますが、歩いても歩いても辿り着かない。川まで来て、更に遠いということをやっと自覚した私はここで諦めることにして記念に写真。

 

 

 

 

でも、ごはんを食べてからまだ時間があったので、結局電車で一駅、

 

来ちゃいました。

 

 

整理券配布がちょうど終わってしまったので、上にはあがれませんでしたが、まぁ、十分満足です(*^^*)

ありがとうね、旦那様。

こんな日がくるなんて・・・本当に幸せです。半年前の私たちにも教えてあげたいなと思いました。

 

祝 復活!

2012.10.21 SUN

夫が復活しました。

復活しただけではなく、更なる飛躍もしました。

 

 

ノービス(2周)、3位入賞!!

 

 

 

ゴールの瞬間、目の前の出来事が、信じられませんでした。

でも夫は、確かにゴールラインのむこうで、勝者たち数人の中にいて、ゆっくりと呼吸を整えていました。

ゴール後の夫は、これまでと同じように・・・いやむしろ、これまでよりもっと、今回は最もハードだったはずなのに、その顔には笑みがこぼれていました。いつもの苦悶の顔ではなく。汗がさわやかににじんでいました。

勝つ、ということは、こういうことなんだなぁ、と感じました。

 

ちょうど7ヶ月前の、3月第3日曜日、西チャレ(今回と同じ会場での自転車レース)の帰りに事故をしてしまい、次の日の午後から、ベッドに身体を固定されてしまった夫。

人生とは、こんなにも急に変わってしまうんだ・・・と思いました。信じられなかった。

一時は「自転車に再び乗ることができますか?」という質問に主治医の先生は、苦しい表情で「自転車だって?!!!・・・うー・・・それはわからない。手足に麻痺が出て、普通の生活が出来なくなる可能性だってある。」と言われ、絶望した日もありました。

でも、先生や看護師さん、友人や家族に支えられて、また大好きな自転車に乗ることができるようになった。それだけで満足でした。

入院中は、「来年の西チャレを目指す!」と言っていて、それでも無謀だと思っていたのに、退院後、ちょうどツールやオリンピックなどが良い刺激となったのか、こちらが不安になるほど練習を頑張り、目覚ましい回復を遂げました。

それでも、「西チャレじゃなくて、もしかしたらサイクルGP(この度の10月のレース)に出られるかなぁ?」と言い出したのは8月頃だったかな・・・冗談はやめてよ、と思っていました。

再びこうして、スタートラインに立てるなんて、夢のようでした。

 

 

いつもと変わらない光景。

でも今回は、感無量でした。

 

 

ウォーミングアップ中に「スプリントは苦手なんだよねぇ。もし、スプリントになったら絶対ダメだから・・・・・」と話をしていたのに、最後は・・・

 

 

まさかのスプリントでしたね。

勝てたじゃん(^^)

 

 

 

 

おめでとぉ~~(^o^)

 

 

 

 

 

こんな良いお天気の日には・・・

この週末は、県北のあたりがお花見日和だったのでしょうか

暖かく、ほわ~んと春らしい陽気でした

 

昨年はこの時期、あちこち走りに連れていってもらいました

海に山に・・・「島根最高ぉぅーっ!!」とおおはしゃぎの私でした

 

今日なんか、絶対走りに行くよね・・・ほんとだったら・・・

窓から外を眺めるだけで気持ちがウズウズする

外に出て顔に風を受けたら、もう居ても立っても居られない・・・

だろうな・・・

私もだよ

ごめんね

病室で、ほっそりした白い夫の腕を撫ぜて、悲しくなる

走りたい だろうな・・・

 

ちょっと違うかもしれんけど、忌野清志郎の曲がふと浮かんだ

♪ どうしたんだ ヘイヘイ ベイベ ! バッテリーはビンビンだぜ!いつものようにきめて~ ぶっ飛ばそうぜ~♪

 

走れない 春

走りたい 春

走りたいけど走れなかった 春

来年きっと、桜が咲いたら 思い出すだろうな

その時は、走っていたいな

桃花日記

4月8日(日)

夫は今、私の故郷広島で入院中。

私は4月から浜田に戻り、週末だけ広島に行くという生活。

今日は浜田に戻る日でしたが、お天気も良く暖かで、桜も満開に近くキレイなので、夫のパジャマをジャージに着替えさせ、病院脱出!!・・・と言っても敷地内の駐車場ですが、屋上で空気に触れるほか、半月も建物の外に出ることのできないでいる夫を外に連れて行ってあげたいなと思って。

 

 

 

ブログネタ写真を撮っているらしい

 

 

 

 

 

満開になったばかりの花は、瑞々しくて、花嫁さんみたい。

 

ささやかだけど、なんだか心にジーンとしみるお花見でした。

 

 

 

夕方、浜田に戻りました。夫に見せなきゃいけないものが待っていました。

 

 

 

咲いたよ!!

 

 

 

ちょうど1年前、結婚の記念植樹に、桃の花を買いました。

 

 

 

源平しだれ桃という、花桃。1本の木に、紅白の花が咲きます。

 

 

 

 

 

引っ越して、庭に植えたのですが

 

 

小さくてか細くて、おまけに枝垂れているため、花が終わり葉が落ちてからは、出がけにいつも夫が「これは、大丈夫なんか?」と心配していました。全然伸びないし太らないし・・・

 

 

 

と思っていたけど、見比べてみると、ちゃんと成長していたようです。

 

 

 

枝がこんなに伸びていたなんて、びっくり。

 

 

 

実はこのブログのタイトルは、この桃花から決めたのです。

このモモハナと一緒に成長していきたいな、と思って。

だけどもし、この花が来年咲いてくれなかったら どうしよう・・・この花が無事咲いたらブログを書き始めよう、と思っていたのですが、年が明けて、ふさふさと産毛をまとった蕾がたくさんつきはじめたので、きっと大丈夫!・・・と、春を心待ちにしてブログを始めました。

今年も咲いてくれてありがとう。

 

まだまだたった1年たったばかりだけど、これからどんなことがあるかわからないけど、ずっと、一緒に大きくなっていきたいな。

3.18

夫に、怪我を負わせてしまいました

私の運転する車で

私の不注意で

 

ごめんね

 

悔やんでも

時間は戻ってくれない

 

 

 

ぽつぽつと

 

 

 

痛々しい時間が

長く ゆっくりと おちてゆく

 

難しい手術を 力いっぱい乗り越え

玉のような汗を額に噴き出しながら 夫は

つらい時間と闘ったのです

 

直心是れ道場

(禅のことば) 道場は静かな環境やすばらしい建物の中にあるのではない。まっすぐに進もうとする正しい心、素直で柔軟な心の中にこそある。この、うそや偽りのない、まことの直心に立てば、あらゆる場所、時が道場であり、修行や仕事の場である。

 

胸の中でずっと唱え続けていたそうです

頑張ってくれて ありがとう

生きててくれて ありがとう

夫は強い と思いました

私だったら 負けていたかもしれない

 

 

 

天井しか見えない夫に見せようと撮った 7階の病室からの 夜景

 

 

 

二人で 並んで観ることができました

キレイなひかりでした

とても 幸せでした

 

夫にはこれからまだ

復活まで 我慢の時間が続きます

 

でももう 戻らなくていいね

ちょっとずつ

前に進もうね

 

いつの日かきっと

風を切って走ろうね

 

一緒にね