テレビかラジオか何かで言ってた。
ある留学生が勉学を終え自国へ帰るとき、その国で親しくしていた友人から言われたそう。
「君はとてもいいヤツだったが、残念なことに余り親しみを感じなかった」
毎日のように挨拶を交わすスクールの友人だったらしいのに何故・・・?
語学を勉強中のその留学生は、友人に対し、心からの親しみを込めて「こんにちは」と(その国の言葉で)言っていたらしい。
でもその友人曰はく「君は一度も僕の“名前”を呼んでくれなかったね」と言ったそう。
確かに。
留学生は、テキスト通りの正しい挨拶をしていたのに違いなかった。心からの親しみを込めて。
だけど、本当に親しい人に「こんにちは」とは言わないよなぁ。
「やぁ!〇〇くん!」「あぁ、〇〇ちゃん」と名前を呼ばれるほうがだんぜん嬉しい。
「こんにちは」と言われると、敬遠されているような、バリヤを張られているような気持ちになるよね。
見知らぬ土地に来ても、嬉しいのは、名前を呼ばれること。
名前を呼んでくれる人には、親しみを感じるよね。