2012.10.21 SUN
夫が復活しました。
復活しただけではなく、更なる飛躍もしました。
ノービス(2周)、3位入賞!!
ゴールの瞬間、目の前の出来事が、信じられませんでした。
でも夫は、確かにゴールラインのむこうで、勝者たち数人の中にいて、ゆっくりと呼吸を整えていました。
ゴール後の夫は、これまでと同じように・・・いやむしろ、これまでよりもっと、今回は最もハードだったはずなのに、その顔には笑みがこぼれていました。いつもの苦悶の顔ではなく。汗がさわやかににじんでいました。
勝つ、ということは、こういうことなんだなぁ、と感じました。
ちょうど7ヶ月前の、3月第3日曜日、西チャレ(今回と同じ会場での自転車レース)の帰りに事故をしてしまい、次の日の午後から、ベッドに身体を固定されてしまった夫。
人生とは、こんなにも急に変わってしまうんだ・・・と思いました。信じられなかった。
一時は「自転車に再び乗ることができますか?」という質問に主治医の先生は、苦しい表情で「自転車だって?!!!・・・うー・・・それはわからない。手足に麻痺が出て、普通の生活が出来なくなる可能性だってある。」と言われ、絶望した日もありました。
でも、先生や看護師さん、友人や家族に支えられて、また大好きな自転車に乗ることができるようになった。それだけで満足でした。
入院中は、「来年の西チャレを目指す!」と言っていて、それでも無謀だと思っていたのに、退院後、ちょうどツールやオリンピックなどが良い刺激となったのか、こちらが不安になるほど練習を頑張り、目覚ましい回復を遂げました。
それでも、「西チャレじゃなくて、もしかしたらサイクルGP(この度の10月のレース)に出られるかなぁ?」と言い出したのは8月頃だったかな・・・冗談はやめてよ、と思っていました。
再びこうして、スタートラインに立てるなんて、夢のようでした。
いつもと変わらない光景。
でも今回は、感無量でした。
ウォーミングアップ中に「スプリントは苦手なんだよねぇ。もし、スプリントになったら絶対ダメだから・・・・・」と話をしていたのに、最後は・・・
まさかのスプリントでしたね。
勝てたじゃん(^^)
おめでとぉ~~(^o^)