年の瀬も押し迫ってきました。
良いお天気だった先日。仕事の帰り、遠回りして日当りの良い川土手を走っていると、毎年冬になると見られる光景に出合いました。
三隅の冬の風物詩、
稲のごとく、天日に干されているのは、
石州和紙の原料、こうぞ。
こうぞの木を蒸して、皮を剥がし、干してカラカラにするのだそうです。
昨年の秋、改めて無形文化財に指定された、石州和紙。
西田さんの工房に立ち寄ってみました。
毎年、曜日にかかわらず、12月20日に蒸す作業をするらしいです。
では、この作業が終わったら年越し、という感じですか?と聞くと、
乾かすのがナカナカ大変で、結び換えて干すことを何度も繰り返すのだそう。何日か晴天の日が続いてくれたら良いのだけど・・・と。
山陰のこの時期は、スッキリ晴れる日が少なく、ショボショボと雨が降り続く。雨の日は引き上げて、また晴れたら干し・・・乾かすのもなかなか時間がかかるようです。
雨の日の今日。
ガードレール際で、引き上げられた残骸が少しあったので、1本頂いてきました。
これがこうぞ。
繊維が強くて、食べたら(笑)歯の間に挟まりそう(笑)
結構硬いです。これが、あのしなやかな和紙になるんだね。