三隅町の石州半紙が、あらためて無形文化遺産に登録されました。
平成21年に石州半紙として登録されていたそうです。私が三隅に来た時には、すでにその盛り上がりはおさまっていたので、あらためて盛り上がってくれると嬉しいです。
石州半紙の工房は、一番近いところで、うちから1kmちょいのところに、西田さんがやっておられます。
川の左岸に見える白い建物が工房です。
広い河川敷で今年の春から、白いヤギも飼っておられます。
右岸は、まだ舗装されていない自然の土手で、桜並木になっていて、春はそれはそれは美しい景色です。
奥さんが同じ短大の卒業生で、実家も極く近くだというご縁もあって、親しくしていただいています。
工房の前を通ると、こうぞの匂いでしょうか、独特の甘いようなやわらかい匂い(私は、赤ちゃんのミルクの匂いのように感じます)が漂います。
ご主人も奥さんも、本当に穏やかな良い方で、いつも温かく迎えてくださいます。
いろんな厚さや大きさの和紙があって、紙を漉くときに、いろんなものを入れ込んで、まるでオブジェのような立体的なものも作っておられます。見ているだけでもとても楽しいです。
いつかこの和紙を使って、なにか創作してみたいと、制作意欲が高まります。(帰宅するとすぐ熱が冷めてしまうのが困ったことなんですが。)
国道9号線からも数100mなので、お近くにお越しの際は是非、気軽に遊びに行ってみてくださいね。ここから更に数100m川を下ると、田ノ浦海岸、日本海です。打ち寄せる波に夕陽が輝きます。
三隅は、とても美しいところです。