哀しい結末

子どもの頃から、白いモクレンの花が大好きで、いつの日か庭に植えたいというのが夢でした。

梅の次に力強く春を告げるモクレン。分厚い花びらの白の濃淡が美しい。

梅の次に力強く春を告げるモクレン。分厚い花びらの白の濃淡が美しい。

 

 

毛皮のコートの下に爽やかな白のブラウスを着て、首もとに黄色のスカーフを巻いたお洒落な都会の女性のようなこの凛とした白木蓮。

 

 

 

 

なんと、こちらに引っ越してきて勤め始めた職場に、モクレン並木がありました。

②2014.7.9 結実

 

7月。

まるで果実のような、一握りもある実がたわわに実っています。

 

 

11月も半ば。その実がたくさん落ちていました。もしかするとこれは植えると育つかもしれないと、一つ頂いて帰りました。

③2013.11.19

 

虫や動物にとっては、食糧になるのかな。

赤いきれいな実。

 

 

 

 

④2014.5.13 発芽

 

5月。

奇跡が起きました。

 

 

 

⑤2014.7.11

 

スクスク育って、7月。

たくさん芽を出しました。

 

 

 

 

無知だった私は、実家の母にもあげたいと、1本だけ残してポットに移して育てようとしました。しかし、それは全て、数日で萎れてしまいました。⑤の弐2014.7.11

そうなんです。後から本を読んでみると、モクレンは植え替えると枯れてしまうということなのです。芽を出したそこから、絶対に動かしてはいけないのです。

 

 

それなのに・・・。お隣のイカレポンチになってしまわれたお爺さんが、うちの庭に不法侵入(笑)して、私の大事な大事な夢の木蓮の木を勝手に引っこ抜いて、ご丁寧にも別の場所に植え替えなさったのです。お盆の帰省中に起こった出来事でした。

それから一週間が経ちました。

⑥2015.8

 

元気に、1年で120cm程にも成長した木蓮は、葉がこげ茶色に変色し、悲しげにピンと立っています。

可哀想に・・・・・。

 

 

 

田舎は、土地が広いからか放ったらかしに育てるので、モクレンのような木は、手をつけられないほどの巨木になるのかもしれないけど、街では、狭い庭の塀の片隅にキチンと剪定されて大きさを保った美しい庭木として家々に存在している。

植物は、手をかけてやれば(込み合った葉や枝をこまめに取り除いてやるとかすれば)害虫もつかないし、愛してやれば、こちらの思いの通りに枝をのばしてくれるのに。

ごめんね、モクレン。

この庭が始まって一番の悲劇でした。

 

 

 

新しい仲間

私が花が好きだからと、近所のおばちゃんが下さった朝顔の種。

すくすく育って、花を咲かせた。

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星を散りばめたような淡いピンク。

 

 

 

 

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白い筋の入った小ぶりなピンク。

 

 

 

 

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濃いワイン色に白い縁。

 

 

 

何年も育てているうちに、自然に交配され、いろんな色や模様の花が咲き始めたそう。

 

 

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うちの子ももう2年生。

小学生の姪っ子が置いていった朝顔の鉢からもらった種。白と赤紫。昨年より元気に育ってる。

2階のベランダまで伸びて、まずは白が咲き始めた。赤紫はちょっと弱いけど、いっぱい咲いてほしいな。

そして、最後にこの庭の原種?!小さな淡いブルーの朝顔は、晩夏から秋にかけて咲く・・・はず。

楽しみ。楽しみ。

 

 

一番手

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この夏トップバッターは、白。

ペールグリーンのなかに唯一輪、

誇らしげに咲いている・・・

 

 

 

 

ここは、午前中陽が当たらなくて涼しいので、長い時間咲いた姿を眺められる。

花って、人間の赤ちゃんみたいだね。

喋らないけど、穢れの無いかわいい顔、目はないのに、まっすぐこちらを見ている。

次々と庭に咲く花々。だから私は寂しくないよ。

 

 

夏まつり

恒例の花火大会。

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浜田の漁港にて。

 

 

 

 

私はこの夕暮風景が好き。

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火野正平も走りに来た橋。

 

 

 

 

 

そして何より、イカ釣り漁船の、この電球が好きでたまらない。

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この原始的なぶら下がり方が、とてもいい。

 

 

 

 

会場からちょっと離れた場所で、ゆっくりと。

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2秒ほど遅れて音がする。

 

 

 

 

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ドカン~と音がすると、はしゃいで踊りだす男の子。

 

 

 

男の子はいいねぇ。かわいい。私も男の子が欲しかったな。

最近は、女の子用の甚平も当たり前にあるけど、本来男物の着物だし、男の子が着るのがかわいい・・・と私は思う。